永遠のゼロ

Category : 最近読んだ本
久しぶりに本の記事です。

永遠のゼロ。
ある特攻隊員の生涯を追いかけ、人となりをさがす物語。

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車中では読めません、部屋で一気に読んだら、次の日涙でまぶたがはれていた。


特攻隊のことを、自爆テロと同じだと言う欧米人が多いことは知っていたが
そう思っている日本人もいることを知り、驚きとなげきを感じた。

彼らの言い分は、特攻隊員はすべて特攻を志願した。
また、その遺書を見れば、特攻を美化し、○○ヘイカ万歳国体のため散華、などと書いているか
らだと言う。

何と薄っぺらな考えか、想像力や感受性を持っていないのだろうか。

志願しますと言わざるを得ない状況に追い込まれた少年兵や学徒兵。
検閲の厳しかった時代に、思い通りのことを書けなかった遺書。
その行間にこめられた思いを感じない人が、日本人にもいるとは、怒りを感じる。

ここに、ある特攻隊員の遺書を紹介します。

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特攻隊員の遺書
(恐怖心を払拭する為、言葉を選んで書いている)

父上様、母上様、喜んでください。立派な死に場所を得ました。
皇国の荒廃この一戦にあり、大君の御楯となって、潔く死につき宿敵を激滅せり。
男子の本懐これにすぐるものが又とありましょうか。二十三年間の幾星霜、
よく育てて下さいました。こんどがそのご恩返しです。
とくも立派に皇国の為に死んでくれたと、褒めてやってください。」


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同隊員の死後に発見された日記
(妹へ話しかける様に書いた本音)

「ナオちゃん お兄ちゃんは明日死ななければなりません。
お兄ちゃんが死ぬ事によって、ナオちゃんや父ちゃんたちを助ける事が出来ると言われました。
今の戦況を佳く判断すると、お兄ちゃんたちが何人死んでも日本は勝てないでしょう。

死ぬのが怖くないと言えば嘘になりますが、覚悟は出来ました。でも、何度自分
に言い聞かせても気になるのです。はたして将来、ナオちゃんたちが大きくなった
時、お兄ちゃんたちの死をどう思うか、本当に平和な日本を残す事が出来るのか?
 ナオちゃんたちが笑顔で暮らせるのか?と。

でもお兄ちゃんは、悔しいけど明日はもうこの日記を書けないだろう。
父ちゃんはもう足が弱っています。母ちゃんも腰が悪いのを知っていますね?
ナオちゃんがお兄ちゃんの分も、父ちゃん母ちゃんを助けて下さいね。
間もなく夜が明けます。お兄ちゃんは出かけます。さようなら。


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これを読んでもなお、アルカイダのテロリストと同じだという馬鹿が
まだいるだろう。
そしてその多くは、ジャーナリズムに関係した知識人なのだ。

あの戦争も、新聞社をはじめとしたジャーナリストが
国威発揚を声高に叫び、戦争へと導いていった。







私は、幸運に平和な時代に生まれ生きてきた、もちろん戦争は知らない
だけど、知ろうとしている、子供たちにも知らせようとしている、大人の義務だ
と思う。

昨今の政治家や有識者と言われる人の意見を聞くと
空恐ろしく感じるときがある。

フィクションだけど、いい小説だと思う、広く読まれてほしい。



夏になるとどうしても、戦争のことを考える機会が増える。

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